「SEOに強いホームページを作ってください」
そんなご相談をよくいただきます。
でも、実際に話を聞いてみると、
- ページ数は5ページだけ
- 更新はできない(するつもりもない)
- 内容もほぼ「おまかせ」
という状態の方が多いのが現実です。
そして正直なことを言うと、
その条件ではSEOで検索上位に上げるのはかなり難しいです。
そもそも、SEOって何?
SEO(検索エンジン最適化)とは、
Googleなどの検索エンジンで、あなたのホームページが上位に表示されるように工夫することです。
でもGoogleは、「このサイトは役に立つ情報があるか?」「信頼できそうか?」といった視点で順位を決めています。
だからこそ、以下のような状態では検索で勝てません。
- たった数ページしかない
- 内容が薄い or 古いまま
- ライバルはバンバン情報を発信している
ホームページは、ネット上の「名刺」としてちゃんと作ろう
「じゃあSEOが無理なら、ホームページはいらないの?」
…というと、それは違います。
実際に今の時代は、
- SNSのリンク先
- LINE公式アカウントからの誘導
- 名刺・チラシ・紹介で検索されたときの第一印象
として、ホームページが使われることが多いです。
つまり、「SEOで集客」よりも、「信頼を得るための名刺」として活用するほうが、現実的な役割だったりします。
プロに任せても、魔法のようには上がりません
もちろん、プロとして設計や構成・導線などは最大限考えて作ります。
でも、「5ページだけ、更新なし、全部お任せ」で上位に上がるような時代ではありません。
どんなに丁寧に作っても、
- ライバルが10ページ以上でこまめに更新もしていたら?
- お客様の声や事例をたくさん載せていたら?
…正直、勝つのは難しいです。
更新できないなら、割り切るのも大事です
もし「更新できない」「文章を考えるのも難しい」という場合は、
無理にSEOで勝とうとせず、名刺・信頼ツールとしての完成度を上げる方向に割り切るのがベストです。
たとえば:
- 初めての人でも安心できる内容にする
- 写真や雰囲気で伝わるデザインにする
- よくある質問や料金をしっかり掲載して信頼を得る
これだけでも、効果のあるホームページになります。
「検索に強いか」よりも、「ちゃんと作ってあるか」
ホームページがあるだけでは意味がありません。
**「この会社・お店は信頼できそう」と思ってもらえる中身になっているか?**が一番大切です。
SEOで勝ちたいなら、更新やページ追加など、育てていく覚悟が必要です。
それができないなら、「しっかり設計された名刺代わりのホームページ」として、最低限の安心を届ける設計に全振りする方が現実的です。
最後に
SEOで一発逆転!と思っている方ほど、
まずは「ネットで見たときに恥ずかしくないホームページ」を持つことが大事です。
無理に背伸びせず、
今できること・伝えるべきことを、プロの視点でしっかり形にする。
それが、あなたのビジネスの土台になるホームページづくりです。