CapCutは商用利用できる?インスタ代行・クライアントワークで使う前に確認したい利用規約【2026年版】

CapCutは商用利用できる?インスタ代行・クライアントワークで使う前に確認したい利用規約【2026年版】

※この記事は2026年8月10日時点のCapCut公式利用規約・素材ライセンス・プライバシーポリシーを確認して作成しています。利用規約は変更される可能性があるため、実際に利用する際は必ず最新の公式規約をご確認ください。

動画編集アプリとして人気のCapCut(キャップカット)

Instagramを見ていると、

「CapCutでリールを作る方法」
「SNS運用代行者向けCapCut講座」
「クライアントのリールをCapCutで編集」

といった投稿をよく見かけます。

そこで気になるのが、

「CapCutって商用利用して大丈夫なの?」

という問題です。

実は私は2024年にCapCutの利用規約を確認し、クライアントワークで使うことにかなり慎重になったことがあります。

当時、自分のInstagramでも「CapCutを使う前に知っておくべきポイント」として投稿しました。

それから約2年。

インスタ運用代行や動画制作をしている人がCapCutを仕事で使っているのを頻繁に見かけるようになり、

「今のCapCutの利用規約はどうなっているんだろう?」

と気になったので、2026年現在の公式規約を改めて確認してみました。

先に結論から言います。

CapCutを仕事で使うこと自体が、一律に禁止されているわけではありません。

ただし、

「CapCutが商用案件で使える」=「何も気にせずクライアントワークに使える」

ではありません。

特にSNS運用代行や動画制作の仕事で使う場合は、

  • クライアントから預かった動画・写真の取り扱い
  • CapCut内の素材のライセンス
  • BGM・音楽の利用範囲

この3つは必ず理解しておいた方がいいと思います。

目次

CapCutは商用利用できるの?

まず、「CapCutという動画編集ソフトを仕事で使ってはいけない」という規定にはなっていません。

現在のCapCutの利用規約では、企業・事業者としてサービスを利用するケースも想定されています。

そのため、

クライアントから提供された動画を読み込んで、

  • カット編集
  • テロップ作成
  • 自動字幕
  • サイズ変更
  • 動画の書き出し

などを行うこと自体が「商用利用だから禁止」というわけではありません。

ただし、ここで非常に重要なのが、

編集ソフトとしてCapCutを利用すること

と、

CapCutの中に用意されている素材を商用利用すること

は別の話だということです。

CapCut公式:
CapCut Terms of Service(利用規約)

2024年に私が気になった「著作権・人格権」の規約はどうなった?

ここが私自身、一番気になっていたところです。

2024年にCapCutの利用規約を読んだとき、ユーザーがアップロードしたコンテンツについて、

「人格権を放棄する」

といった非常に強い表現が使われていました。

そのため私は、

「自分の動画ならまだしも、クライアントから預かった動画をCapCutに入れて大丈夫なの?」

と疑問を持ちました。

では2026年現在、この条項はなくなったのでしょうか?

答えは、

なくなっていません。

現行のCapCut利用規約にも、ユーザーコンテンツについての規定があります。

CapCutにアップロードした動画の著作権がCapCutに移るわけではない

まず、この点は整理しておきたいところです。

現在の利用規約では、CapCut自身が、

ユーザーコンテンツの所有権をCapCutが取得するわけではない

としています。

つまり、

CapCutに動画を入れた瞬間、自分の著作権がCapCutに移る

ということではありません。

ただし、その直後に重要な規定があります。

ユーザーがCapCutへコンテンツを提供すると、CapCutおよびその関連会社に対して、

  • 非独占的
  • ロイヤリティフリー
  • 譲渡可能
  • サブライセンス可能
  • 永続的
  • 世界的

なライセンスを与える、と規定されています。

また、そのライセンスには、サービス提供などのためにコンテンツを複製、変更、保存、表示、配信する権利などが含まれています。

つまり、

著作権そのものをCapCutへ譲渡するわけではないけれど、かなり広い利用許諾を与える規約になっている

という理解が近いと思います。

「人格権を放棄」の規定も現在残っている

そして、2024年に私が特に気になった部分。

現在の利用規約にも、

ユーザーコンテンツについて、適用される法律で認められる範囲においてmoral rights(著作者人格権等)を放棄し、主張しないことに同意する

という趣旨の規定があります。

つまり、

「昔は怖い規約だったけれど、今は全部なくなった」

というわけではありません。

ここは、今回改めて規約を確認して私自身も認識をアップデートした部分です。

クライアントワークで一番気になるのは「非機密情報として扱われる」という規定

さらに、インスタ代行や動画制作を仕事にしている人には、こちらの方が重要かもしれません。

現行の利用規約では、

User Contentはnon-confidential(非機密情報)として扱われる

と明記されています。

また、

機密情報や、他人の専有情報と考えるコンテンツをアップロードしてはいけない

という趣旨の規定があります。

これはクライアントワークをする人にとって、かなり重要なポイントです。

例えば、

  • 発売前の商品
  • 未公開の新サービス
  • 顧客情報が映っている動画
  • 社外秘資料
  • 公開前のキャンペーン情報
  • クライアントから機密扱いで預かった写真や動画

こういったものをCapCutに読み込む場合は注意が必要です。

「CapCutで商用利用できるか?」以前に、

その素材を外部サービスで処理していいのか?

という問題になります。

自動字幕などを使う場合、データが処理される可能性もある

CapCutのプライバシーポリシーも確認してみました。

2026年4月15日更新のプライバシーポリシーでは、CapCutはユーザーが作成・インポート・アップロードしたコンテンツを取り扱う場合があるとしています。

さらに、自動字幕や音声のおすすめなどの機能を提供するため、保存や公開を選択する前でもコンテンツが取得・処理される場合があると説明されています。

そのため、

「パソコン版CapCutなら完全にローカル処理だから大丈夫」

「公開しなければCapCut側にはデータが渡らない」

と決めつけるのは避けた方がいいでしょう。

CapCut公式:
CapCut Privacy Policy(プライバシーポリシー)

CapCut内の素材は全部商用利用できるわけではない

そして、ここからが実際にInstagram運用をする人にはかなり重要です。

CapCutには、

  • エフェクト
  • ステッカー
  • テンプレート
  • フォント
  • 写真
  • 動画
  • 音楽

など、さまざまな素材があります。

しかし、

CapCutに入っている素材だからといって、すべて商用利用できるわけではありません。

2026年1月22日更新の「CapCut Materials License Agreement」では、CapCut内の素材を大きく、

Non-commercial Use Materials
=非商用利用素材

と、

Dual Use Materials
=個人利用+一定の商用利用が認められた素材

に分けています。

「Commercial Use」の表示を確認する

商用利用可能なDual Use Materialsには、

「commercial use」
「commercial」

などの表示が付けられると規約に記載されています。

CapCut公式ヘルプでも、PC版などでフォントやテキストテンプレートを選ぶ際に「Commercial Use」のフィルターがあることが案内されています。

クライアント案件でCapCut内の素材を使うなら、

「商用利用可能」の表示を確認する

という習慣を付けた方がよさそうです。

CapCut公式:
CapCut Materials License Agreement

商用素材と非商用素材を混ぜると商用利用できない

ここは見落としやすいポイントです。

CapCutの素材ライセンスでは、

Dual Use MaterialとNon-commercial Use Materialを同じコンテンツに使用した場合、そのコンテンツは商用利用できない

と明記されています。

つまり、

「このエフェクトは商用OK」

でも、

「こっちの素材は非商用」

だった場合、

完成した動画全体を商用利用できなくなる可能性があります。

クライアントのInstagramリールを作る場合には、かなり注意したいところです。

Instagram運用代行なら特にBGMに注意

そして、個人的に最も注意すべきだと思ったのが音楽・BGMです。

CapCutには通常の「Sounds」と「Commercial Sounds」があります。

通常のSoundsについては、原則として個人的・非商用目的で提供されていると規定されています。

ブランドや企業の宣伝など商用目的で利用する場合には、必要な権利を別途取得する必要があります。

「Commercial SoundsならInstagramでも使える」とは限らない

ここ、Instagram運用者にはかなり重要です。

CapCutの規約によると、Commercial Soundsを商用利用できるプラットフォームとして、

  • CapCut
  • TikTok
  • TikTok for Business

が「Permitted Platforms」として指定されています。

つまり、

CapCutの「Commercial Sound」だから、そのままInstagramの企業アカウントでも自由に使える

とは書かれていません。

指定されたプラットフォーム以外で使用する場合は、必要な権利者から別途許可・ライセンスを取得する必要があるとされています。

これはInstagram運用代行をしている人なら、かなり気を付けたいポイントです。

私ならInstagram用のクライアント動画の場合、

CapCutで動画編集はするけれど、BGMはInstagram側で商用利用可能な音源を付ける

など、動画編集とBGMを分けて考えます。

じゃあCapCutをインスタ代行で使うのはダメなの?

ここまで読むと、

「じゃあ結局、CapCutは仕事で使わない方がいいの?」

と思うかもしれません。

私はそうは考えていません。

私なりに整理すると、

CapCutという編集ツールを使うこと自体がNGなのではなく、「何を読み込むか」「どの素材を使うか」を考えて使う必要がある

ということだと思います。

例えば、

自分で撮影した動画

CapCutでカット編集

自分で字幕を入力

自動字幕を作成

自分が権利を持っている素材だけで編集

Instagramへ投稿

Instagram側で利用可能なBGMを追加

といった使い方なら、かなり整理しやすくなります。

一方、

「CapCutに入っていたから全部使って大丈夫」

という使い方は避けた方がよさそうです。

私がクライアントワークでCapCutを使うなら決めておくルール

今回、2026年現在の規約を改めて確認して、私なら次のようなルールで使います。

1.クライアントから預かった機密性の高い素材は安易に読み込まない

未公開商品、顧客情報、社外秘情報などが含まれる場合は特に注意します。

2.CapCut内素材を使う場合は「Commercial Use」を確認する

テンプレート、フォント、ステッカーなども「CapCutにある=商用利用可能」とは考えません。

3.通常のSoundsはクライアント案件には使わない

非商用利用が原則だからです。

4.Commercial SoundsもInstagramではそのまま使えるとは考えない

現在のライセンス上、Commercial Soundsの許可プラットフォームはCapCut・TikTok・TikTok for Businessとなっています。

5.InstagramのBGMはInstagram側で権利関係を確認する

動画編集とBGMを分けて考えます。

2024年にCapCutを怖いと思った私は間違っていた?

2024年当時、私は利用規約を読んで、

「クライアントワークで使うのはちょっと怖いな」

と思いました。

約2年後に改めて調べてみましたが、

「実は全部問題なくなっていました!」

という結論にはなりませんでした。

むしろ、

今の規約を読んでも、クライアントワークでは気を付けた方がいい部分は残っています。

一方で、素材ライセンスについては「Commercial Use」などの表示によって、商用利用できる素材とできない素材を区別する仕組みが明確になっています。

だから現在の私の考えは、

「CapCutだから仕事で使えない」でもなければ、
「みんな使っているから何でも大丈夫」でもない。

です。

まとめ|CapCutは商用案件でも使えるが、クライアントワークでは規約確認が必要

2026年現在のCapCutについて、今回調べた内容をまとめます。

CapCutという動画編集サービスを仕事で利用すること自体が、一律に禁止されているわけではありません。

ただし、クライアントワークで利用するなら、

① ユーザーコンテンツに対してCapCutへ広い利用許諾を与える規定がある

② ユーザーコンテンツを非機密情報として扱う規定がある

③ 著作者人格権等について放棄・不行使を定める規定が現在もある

④ CapCut内の素材はすべて商用利用可能ではない

⑤ 商用素材と非商用素材を混ぜると商用利用できない

⑥ Commercial SoundsもInstagramでの商用利用まで自動的に許可されているわけではない

という点は理解しておいた方がいいでしょう。

私は今後CapCutを使うとしたら、

「CapCutを編集ツールとして使う」

ことと、

「CapCut内の素材を使う」

ことを分けて考えます。

便利なツールだからこそ、

「みんな使っているから大丈夫」ではなく、「仕事で使うなら一度利用規約を確認しておく」

ことが大切なのではないでしょうか。


参考:CapCut公式規約

この記事を書くにあたり、以下のCapCut公式情報を確認しました。

CapCut Terms of Service(利用規約)

CapCut Materials License Agreement(素材ライセンス)

CapCut Privacy Policy(プライバシーポリシー)

CapCut公式ヘルプ:フォント・テキスト素材のCommercial Useについて

※規約やサービス内容は今後変更される可能性があります。この記事は2026年8月10日時点で確認できた公式情報をもとにしています。また、この記事は法律上の判断を提供するものではありません。個別案件で権利関係に不安がある場合は、各サービスの最新規約の確認をおすすめします。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次