【結論】
チャットタグでオーディエンス設定すれば、友達100人未満でも指定した条件で一括メッセージ配信できる
一定の条件を満たせば絞り込み配信が出来る
LINE公式アカウントのメッセージ配信には絞り込み配信と言う機能があり、メッセージを一定の条件で絞りこんだユーザにのみに配信することができます。
属性で絞り込む場合はターゲットリーチ数が100人以上必要(つまりお友達登録が最低でも100人は必要)です。
また、絞り込んだ後の推定対象ユーザが50人以上にならないとその機能が使えなかったりと様々な制限があります。
上記の条件がクリアできたとして、ふるい分けできる属性は
・性別
・年齢
・OS
・友達期間
・エリア
の5種類になっています。
これだと、なかなか使えるシーンが限られてきますね。創業してすぐの会員制サービスや個人経営の音楽教室や学習塾など、まずは100人お友達を集めないと上記のような指定配信はできません。
ターゲットリーチが100人以上で、性別、年齢、OS、友達期間、エリアでセグメント配信したい場合は、下記公式マニュアルが参考になります。
LINE for business
属性で絞り込みをして配信する

チャットタグを使えば可能!便利な使い方
しかし、条件を満たしていない場合でも、チャットタグでオーディエンス設定すれば、友達100人未満でも指定した条件で一括メッセージ配信できるのではないかとやってみました。
例えばこんな使い方です。
想定するシーン:
子供向けダンス教室、個人経営の学習塾、会員制のサロンなど
学年通信を希望者のみに配信したい。
お友達のタグ付けを行えば、塾生の親御さんに学年ごとの学級通信を配信することができます。
補講の連絡を対象者に配信したい
例えば緊急事態宣言が出て、補講が必要になった場合、クラスごとに連絡内容が違う場合も、お友達のタグ付けをしていれば、連絡が可能です。
・在校生の親御さんのみに今週のレッスン動画を配信する。
・レッスンが終わった後に塾生の親御さんに「お迎えに来てください」スタンプを配信
今回は創業したばかりの個人経営の子供向けダンス教室でレッスンレポートの動画配信を希望者に限定配信することを想定してみます。
前提条件
お友達は最低でも1回はダイレクトチャットを行わないと、個人を特定することはできません。
その為、①入会時にお友達登録を行っていただき、かつ、スタンプだけでもいいので②ダイレクトチャットを一度していただく必要があります。
入会時にこの2点をしていただくことは必須となります。
申込用紙にお友達に追加用QRコードを印刷しておき、申し込みの際にお友達登録とダイレクトチャットをするとスムーズです。
レッスン生の親御さんにとっても、新しい情報が配信されたり、先生とダイレクトに連絡が取れることはうれしいので、双方にメリットがあるといえます。必要なければ通常のLINEと同じくブロックすることもできます。
・申込時にお友達登録をしていただく
・おともだち登録後、ダイレクトチャットを1回はしてもらう。(スタンプ送信だけでも可)
・お友達登録の際、レッスンレポートの受信希望を聞く
・お友達登録をすると以下のことができることを説明しておく
・先生(経営者)と直接LINEでやりとりできる
・会員且つ希望者にレッスン動画を配信する
・コロナなどで休校の場合、LINEでお知らせする
一般のユーザーにまだLINE公式アカウントの機能がそこまで認知されておらず、メッセージ配信を行ったときに経営者の個人アカウントからの送信だと誤解されるケースが多く見受けられます。
個人経営の企業の場合は、会社のLINEであり、オーナー個人のLINEではないことを説明しておくと親切です。
お申込用紙のサンプル
↑申込用紙のサンプル
こんなカンジで入会申込時にお友達登録を促します。
その際、メッセージ配信の条件指定となる項目(今回の場合だと、レッスンレポート動画の配信を希望するか否か)を聞いておきます。その他、学年ごとに情報を変えて配信する場合はお子様の生年月日なども記入していただくとよいです。
お友達登録をするとどんな事が配信されるのかも明記すると親切ですね。
※LINEの情報は連絡と最新情報(休講や補講のご連絡)の発信のみに使用します。
※退会、および必要がない場合はお客様側でいつでもブロックしていただけますのでご安心ください。
↑このように書いておくとお客様も安心していただけるでしょう。